「スタートアップ労働条件」

厚生労働省が新しいサイトの運営を始めました。

ポータルサイト「スタートアップ労働条件」を11月1日に開設します

事業場の労務管理、安全衛生管理の状況を自己診断するためのツールが提供されました。新規創業した事業場を主な対象としているようですが、もちろん全ての事業場について利用できますし、利用する価値もあると思います。

診断は、6つのカテゴリから構成され、合計で40問の質問に答えることによって行われます。6つカテゴリは次の通りです。

1.募集・採用、労働契約の締結(5問)
2.就業規則・賃金・労働時間・年次有給休暇(10問)
3.母性保護・育児・介護(8問)
4.解雇・退職(7問)
5.安全衛生管理(5問)
6.労働保険・社会保険、その他(5問)
そして、各設問ごとに、「赤」「黄」「緑」「白」のいずれかの判定をされます。それぞれの標語は次の通りです。

赤:重大な問題点
黄:比較的軽微な問題点
緑:確かめるべき点
白:問題点は含まれていない

赤と黄の判定が出た設問については、改善が必要でしょう。特に赤の判定については直ちに改善が必要だと思います。一方、緑については法違反はないものの、運用に注意を要する点があることを示しているようです。

私は以前から、中小企業診断士として創業相談を受けることがあった際は、必ず労務管理・安全衛生管理・社会保険の適用について十分注意するように助言していたこともあり、こういうツールができたことをうれしく思います。新規創業の事業場以外でも積極的に使ってほしいと思います。

そして宣伝になってしまうのですが、自主点検にとどまらず、第三者から客観的に労務管理の状況を診断してもらい、それを対外的にアピールしたいとお考えの方は、ぜひ経営労務診断サービスをご活用ください。
このサービスを使うことで、人材採用を有利に進めることができると思います。

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