平成26年度「能力開発基本調査」の結果が公表されました

毎年実施されている「能力開発基本調査」の平成26年分が公表されたようです。

私が興味を持ったのは次の点です。

図9、図10→OJTとOff-JTのどちらを重視するかについて、割合は大きく変わっていない(図9、図10)一方で、Off-JT費用の費用を今後3年間増やすとした企業が増えている点(図13、図14)
事業所の人材育成に関する問題は増加傾向(75.9%)で、理由として、ア)指導者がいない、イ)時間がないとしている(図34、図35)。労働者個人も同様に、自己啓発に関して問題を認識(78.4%)しており、原因として、ア)忙しい、イ)費用が掛かりすぎる(図69、図70)としている点
能力開発について、時間がないという認識は労使双方にあり、なかなか難しい問題のようです。
費用に関していえば、企業がOff-JTの予算を増やそうという動きが、労働者の自己啓発の問題の一つである、「費用がかかりすぎる」点を改善するようだと、希望が持てるのかもしれません。

企業がOff-JTに関して特に重視する傾向が強まっているわけではないことと、お金はこれまで以上に出そうとしていることの二つのことについては、あまりよく理解できないのですが、労使にとって少しでも良い方向に向かえばと思います。

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